起業して一年、、くらい経過したかな、という今日この頃。
講演ばっかりしているかのようでしたが、実は、VRについてのテクノロジーとその制作手法を極めてました!
VR=ヴァーチャル・リアリティ=仮想現実
VRと一言でいっても、全CGのゲームベースなものは、ゲーム本業の方にお任せするとして、僕らの言うVRは、実写系VRですね。実写系VRは、ハリウッドはもちろん、テレビの世界でも新しい映像の表現方法として、大変注目されています。
いま、僕の会社ジョリーグッドでは、このVRのコンテンツ制作とアプリ開発をサービスとして展開しています。
前回のWearable Tech Expo in Tokyoをやっている最中に、米OculusVR社をFacebookが買収した、というニュースが入ったりしたんだけど、
最初は、ゲーマーしかやらなそうな、このビジュアルにちょっと引いて見ていたものの、
実際にやってみると、その体験はもう「ヤバい」以外の何物でもない。やばい、本当に。
で、ゲーマーの壁を越える「一般化」へのきっかけを作ったのが、やっぱりグーグルでした。
◼︎VRとは何か。
昨今話題のVR(ヴァーチャル・リアリティ)とは、こうやって覗くだけで、360度ぐるぐる見ることができる、ヴァーチャル・リアリティのこと。
自分の見ている方向によって、リアルに景色が変わるので、まるで自分が本当にその中の世界にいるみたいな、リアルな体験ができちゃう。
全天動画、とも言います。
VRは、アメリカのテクノロジー企業「OculusVR(オキュラス・ブイアール)社」が開発した、頭にかぶるゴーグル型の 端末「Oculus Rift(オキュラス・リフト)」が、ゲーム業界で話題になり、たちまち世界的なブームに。
その後、あのグーグルが、スマートフォンを段ボールのケースに入れて見ることができる簡単なVRケース(ブイアール・ケース)を発表したことで、
スマートフォンを持っている人なら、誰でもVRができるようになりました。
その用途は、
ヴァーチャル観光や、ヴァーチャルライブ、ヴァーチャルハウジングなど、観光業界や音楽業界、不動産業界などに、一気に広がっています。
◼︎360度の映像ってどうやって作るの?
まず、僕らが極めたのは、「360度の全方位を動画で撮影する」、という手法。
簡易な360度カメラがリコーからでてますが、画質に難ありだったので、まず僕らが使用したのは、4K画質も撮れるという、GoProを6台使用した撮影手法。
詳しくは、GuruVRのサイトの方でもレクチャーしていきますが、
簡単にステップをいうと、
1.GoProを6台揃える(Hero4 or Hero3)
↓
2.6台マウントできるケースにはめる。
↓
3.6台同時に動画撮影。リモコンで6台一括制御。
↓
4.動画素材を張り合わせる。
↓
5.ビューワーアプリで見る。
という感じ。
5のアプリについては、サーバーにアップしたものをストリーミングして再生することもできたりするので、
結構なアプリ開発が必要だったりします。この開発は、「Unity」というゲーム開発環境で構築します。
いま、我が社のGuruVRでは、ただVR動画を見るだけではなく、見ている方向やユーザーのアクションによって、インタラクティブなシーンの移動や操作ができるところまで、開発できてます。
◼︎VR動画を見るには、、
基本、スマートフォンがあれば簡単に見れますが、細かく言うとVR動画の見方は
・単眼ケース
・二眼ケース
の2種類があります。
単眼は、ただ箱にいれて画面を近くから見る、だけのもの。
二眼は、両目それぞれのレンズを通して、アプリ側の画面も両目それぞれに二分割して表示します。
両方試してもらえるとわかりますが、「二眼」のほうが圧倒的にリアリティが高い。
弊社のGuruVRでは、「二眼ビューワー」を推奨しています。
単眼のビューワーは、リアリティはないですね。
◼︎ビューワーのレベル、
ビューワーには、大きく分けて4つのレベルがあります。
大まかなご説明は、以上です。
メディア開発的にまとめると、VRって、「現実の2歩手前」くらいの体験だと理解してください。
当たり前ですが、どんなリアリティも、「現地」の素晴らしさにはかないませんよね。
例えば観光番組を例にしますと、今まで、雑誌やテレビがそのリアリティを伝えるメディアでした。
皆さんはそれを見て、「行ってみたい!」と発想し現地に足を運んでましたよね。
【メディアから現地へ】
観光雑誌やチラシ or テレビの観光番組 → 現地
この流れが、VR体験が出てくることによって、以下のように変わります。
【VR体験から現地へ】
観光雑誌やチラシorテレビの観光番組 → [VR体験] → 現地
◼︎ウェアラブルVR撮影
GuruVRでは、よりテレビ番組などへの没入感を高めるために、
360度カメラを、アナウンサーやナビゲーターに装着して撮影する、特殊な撮影方法でVRを制作しています。
おそらく、これをやっているところは、世界でも僕らしかないかと思います。
ウェアラブルすることにより、アナウンサーやナビゲーターの表情と、その全方位の景色、どちらも同時に撮影してVRで展開することが可能になるため、より、自由に、そのナビゲーターとの同行体験が楽しめるようになります。
VRは、まだまだ黎明期のこれから、なエンターテイメントテクノロジーですが、
アメリカのシリコンバレーや、本場ハリウッドでも、大いに盛り上がっている注目のテクノロジーです!
大いに楽しんでいきましょう!
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